倒産からの軌跡第3章



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◆ 経営のコツ ◆

■私が以前セミナーに行ったとき零細企業は、(これからどう生きていくか)
という部分で非常に感銘を受けた先生から教えていただいた事で
失敗する経営と成功する経営について今週は、書きます。

■失敗の要因

△1.強者の戦略 
ランチェスター戦略と同じ考え方ですが、派手なことをやりたがることです。



■例えば コマーシャルをしたり、地域以外に宣伝をしたりといったことが
挙げられますが零細企業では強者の戦略は意味がありません 

私も体験したことでありますが、
社長が気持ちいいだけで売り上げには貢献しません。
お金があるとか無いではなく零細企業の戦略とは何なのかを考えるべきです。

■いろんな本セミナーなどで言われていることなど
皆様も思い出していただければ、強者の戦略で確かにいいことは
言ってはいるが自分の会社には適用できないことなどがあるはずです。

また適用しても費用対効果が悪いものもあると思います。
右肩上がりではない今の世の中では、まず弱者の戦略とは何かを探すべきです。



△2.売り上げ利益第一主義

株式上場する会社は別ですが、売り上げ利益ばかりを追い求めると
3番目にも書きますが他の支障が、大きくなります。

■例えば人員が増えすぎたり内部のシステムが整わないなど
零細企業では問題が増えすぎます。全てが順調にいけばよいですが
なかなかそうはいきません。

売り上げ利益はある程度であれば、だれでもあがります。
零細企業は、その後を考えなければなりません。
いかに継続し荒波に立ち向かえるかが勝負です。

アクセスアップ アクセスUP

△3.人件費比率のUP

■先程の売り上げ利益を追い求めると、人件費が上がってきます。
売り上げが、上がっている間は、良いですが少しでも売り上げが下がると
人件費は一気に重たくなります。


重たくなり始めると、
マイナスの車輪が回り始めなかなか脱出できなくなります。
人件費を引き締めなければということでリストラを始めると
更に悪化することもあります。

■マイナスの車輪が回り始めると何のために仕事をしてるかが
分からなくなることが問題であると思います。

△4.新事業進出での不得意分野

■今の零細中小企業では2つか3つの収入源を持っていないと
今後危ないと思います。
必ずひとつの分野が伸びていくわけでもなく、
時代の移り変わりも激しいからです。

ただ新規事業というのは、
簡単なことではないこともご存知ではあると思います。

新規事業で失敗する例としましては

■まったく畑違いの分野に手を出す。
それも調子の良いときに畑違いの分野にいくときは、
自分の心の中に強者の戦略が入っていないかも重要です。

■成功の要因

△1.弱者の戦略

■簡単でいて難しい戦略だと思います。
弱者の戦略というと気分が悪いですが現実問題はこの戦略が
まず生き残る重要戦略です。

無理な拡大、自分と背丈のあった戦略ということです。 
拡大戦略では、いろんな方法があり意外と簡単なものです。

■ただその後の展開まで見えていなければならないことと、
予想外の出来事に対応できるかということが重要で
リスクヘッジができているかということです。 

いろんな方と話していても「リスクヘッジは出来ている」とかの話は
聞きますがリスクヘッジというのは方向性の右左の株で言えば
どちらが可能性が高く利益が上がるかを検討しているかということです。

■そして最悪の場面でもマイナスにならない対策があるのかということです。

突き詰めていくと拡大戦略には当然ではありますが、
ギャンブル的要素が存在します。けして攻めるなということではありません。
見えているかということです。

△2.組織の大きさ

■組織はできるだけ小さい組織をお勧めします。

小さいといっても規模を小さくということではなく 
コアの業務以外はアウトソーシング 
派遣社員などで業務を遂行する必要があります。

■会社の中には社員以外でできるものがたくさんあります。
その部分はアウトソーシングしてプロに任せてしまいます。

一見経費がかかるように感じられますが、
福利厚生、景気の変動から考えればかなり割安なはずですしミスも減り
責任の所在もはっきりする。いいことのほうが多いはずです。

△3.キャッシュフロー重視の経営

■企業は毎年毎月、様々なものに投資をしていかなければ成長はしていきません。
その投資をしていく際の考え方ですが、

今までの設備投資というのは、
営業キャッシュフロー+財務キャッシュフロー (借り入れ)
でまかなっている企業が多いです。

右肩上がりの経済成長の時代であれば借り入れ = キャッシュフロー
という考え方もありましたが

■これからは、
営業キャッシュフローの中で投資をしていく成長を考えるべきです。
そして目指すは無借金経営が理想です。

簡単な話だけですが少しは、為になったと思います。