倒産からの軌跡第3章



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◆ 独立した時の失敗点3 ◆

■独立をしたとき誰でも無我夢中に行動して早く結果が欲しいと
一生懸命になると思います。


私も同じように、朝は6時から夜は11時まで独立した頃
一生懸命仕事をしました。


又、やる事もたくさんあるので何も苦には感じませんでした。



今更ながら失敗したなと感じることですが

(無計画)


だった事です。


創業して半年ごろにはどうする。
1年後にはどうする。


そしてそれを達成する為には何を今行わなければいけないのかなど
はっきり言いまして、何もありませんでした。


■皆様からすれば、それは倒産するよといわれても仕方が無い話ですが
押せ押せ、イケイケ状態での独立でまた市場も活気があふれている
状況でした。


ですので営業すれば結果はついてくる。
(じゃー更に売り上げを上げるには、更にお客を呼べばいい。)


だったら更に集客を仕掛け広告を配ろう。
こんな感じでした。

資格数の論理とまでは言いませんが、多く集客すれば多くの売り上げ
と利益が見込めるので何も考えていませんでした。



更に


多く集客するならそれを営業するスタッフをもっと増やせば
更に売り上げは倍増だ。

こんな感じのスタートでした。




ですので住宅業界ではありますが一気に3年で8億という
規模まではいけたのだと思います。


(これは何だかいい事のように書いていますが全く逆で失敗の事です。)




ここまでの経緯でも失敗点は多々ありますが
今回は計画という部分です。


■お金があるから広告を蒔いて更に集客をして人材を確保して
この何も無いような戦略はバブル当時であれば5年ぐらいは
いけたかもしれませんが


住宅リフォーム業界では既に最後のともし火で私が同じ方法で
仕掛けた時は既に時が遅かったという事です。


それに今お話したことは、戦略でも何でもなく営業マンの
延長だったという事です。



計画については書かなければいけないことは山ほどありますが
まずは、年間売り上げ、年間の経費、人材の確保に対する経費
などは計画が必要です。


そして、その計画を変更する時にはなぜ変更になるのか自分、社員
含めて理解できる形でないと変更する理由にはならないはずです。



この計画が会社の理念の形成、そして組織の風土へも影響してきます。



■ホンダの創業者故本田宗一郎さんは

「理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値。」


こんな言葉を言っていました。


理念がなければ凶器になるならその理念の形成の計画が
なければもうどうにもならないということではないでしょうか



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■反省と勉強
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■社長は計画を立てるときになぜその計画なのかそしてなぜ
  その計画がベストなのかを話せる計画が望ましいです。



■計画の立て方そして考え方が今後の会社の理念や組織を作っていく
  事となりますので、自分の市場はどうか会社の方向性はどうなのか
  を考えた計画が良いですね。